九〇年を基点として、実質賃金指数は、景気上昇を続けている米国において、なんと実質賃金の低下が見られる反面、日本は逆に上昇を続けている。これは奇怪なことである。一般に、国の製造業の従業員が減少し、サービス業の従業員が増加していくのは当然であるが、米国では自動車労働組合に見られるように製造業の賃金が異常に高く、サービス業は低い。したがって製造業からサービス業への産業構造の変化が総体の賃金を下げている。 労働に関する指標比較... の続きを読む